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ニューヨーク、資産運用研修・視察ツアーを主催

ニュースリリース

2009年12月14日

ニューヨーク、資産運用研修・視察ツアーを主催

投資と資産運用をテーマに、ニューヨークへの研修・視察ツアーが10月末に催行され、日本からの投資家らが参加した。ニューヨーク在住の国際的に著名な文化人や事業家らによるセミナーと、現地不動産会社のアレンジによる住宅物件の視察など盛りだくさんのプログラムが組まれた。

セミナー講師は、帝政ロシアの宝飾品として知られるファベルジェをはじめ国際美術界の権威であり、オーストリア皇帝フランツ・ヨーセフ直系のゲザ・ハプスブルグ大公、フォーブス・マガジン社(http://www.forbes.com/)のクリストファ・フォーブス副社長ら四氏。それぞれの専門分野から見た美術品の魅力とその投資・資産運用価値などについて語った。

ウォール・ストリートの中心に位置するNY証券取引場で、参加者ら

不動産資産運用でラウンド・テーブル会議を行う

一方、富裕層向け不動産を扱う、現地のストリブリング社(http://www.stribling.com/)は、ニューヨークの不動産市場についてのプレゼンテーションを行い、ニューヨークの不動産が買いどきであることを強調した。

また、マンハッタンの人気住宅地区数箇所における、10件の優良不動産を紹介する半日の視察ツアーを行った。
こうしたセミナーや視察と平行し、講師と共に名門会員制クラブ「アート・クラブ」での晩餐会、華僑財閥夫人宅でのディナー・パーティなどが催され、ニューヨークの富裕層との親睦を図る、ネットワーキングの機会も多く設けられた。

フォーブス氏による美術投資の講演プレゼンテーション

大きな資産価値を生み出す、本物の美術への投資

エリザベス・フォン・ハプスブルグ大公夫人

美術品投資は欧米では注目されている分野だが、利益よりも文化的な楽しみとして理解されているむきがある。これに対し、世界最大の美術品投資会社GURR JOHNS INTERNATIONAL(http://www.gurrjohns.com/)の副社長を務めるエリザベス・ハプスブルグ大公夫人は、いい美術品への投資は大きな資産価値を生み出すことを解説し、そのためには「信頼できるディーラーから質の高い本物を購入すること」と、アドバイスした。

ちなみに、この不況にあって同社のビジネスは空前の活況ぶりを呈している。美術品の価格が下落し美術鑑定の売却と鑑定が急増していることが背景だ。
ハプスブルグ大公は、ファベルジエを代表とする本物の美術品の見極め方と魅力、そして、事業家としても優秀であった宝飾職人ファベルジェについて語った。

ゼザ・フォン・ハプスブク大公。オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフの直系の末裔。
美術史と考古学の博士であり、帝政ロシアの宝飾品、ファベルジェ研究の世界的権威だ。

クリストファ・フォーブス氏。米国を代表する政財界の社交経済誌で知られる、フォーブス社の副会長。ウェブサイトは www.forbes.com

フォーブス氏は数年前、一族のコレクションとなっていた10個のファベルジエを100億円近くで売却、その資金でネット媒体へ進出した。「卵からドット・コム・ビジネスを生み出したことで、今日のフォーブスがある」と、成功の実例を挙げた。

ニューヨーク不動産価格が下落、この夏から売買が活発化

ニューヨークの不動産市場はリーマン・ショックで大きな打撃を受け、2009年春まで売買も開発も動きが止まったという。が、夏以降は不動産価格の下落で売買が動き始め、この10月にさらに下落した価格が、売買市場を活発化している。

住宅市場では高額物件の値引きが大きく、歌手のマドンナが4500万ドルで売りに出ていた住居を3200万ドルまで値引きして購入したのが話題を集めたという。「贅沢で派手な目立つ物件が好まれた傾向は、地の利と状態のいい実質的な価値のある物件を求めるものに変化している」と、ストブリングス社は解説。こうした条件にあう10件の物件をマンハッタンの5地区から、日本からの一行に案内した。

マンハッタンの各地区の不動産物件を視察する一行

セミナーで米国の不動産税率などについて学ぶ参加者ら

国際都市としての不動の吸引力を持つニューヨークの現在の不動産価格の下落は、インフレ懸念なども加え、投資には絶好のチャンスともいわれ大きな買い得期とみられている。一方で、日本の投資家たちからは、利益が4%前後というのは東京と大差ないこと、また、さらなるドル安や米国経済への不安感などの指摘があった。

「ウオール・ストリートのJPモルガンのビルが住宅に改造されていたのに驚いた。NYでも商業用不動産が苦戦しているということか」と、参加者のKH氏。商業不動産物件の動向が、今後の住宅不動産の動きに大きく影響を及ぼすことが予想される。

欧米富裕層のライフスタイルを実体験、新たな豊かさの認識

ハプスブルク大公の乾杯で始まった晩餐会

世界の美術品市場の中心となっているニューヨーク。世界の、今日では新興諸国の富裕層の強い関心を集めているニューヨークの不動産。美術品・不動産ビジネスの視察・研修に相応しいニューヨークでの充実したプログラムが組まれたツアーであった。

こうしたプログラムに加え、このツアーに他にない厚みを加えているのが、現地の富裕層ニューヨーカー達のライフスタイルに触れ、交流する機会が数多く設けられていたことだ。

資産運用を通じて、個人の生活を、ひいては社会をより豊かにしていく欧米富裕層のライフスタイル。それは、長時間の勤勉と銀行貯蓄が主となっている日本の豊かさとは大きく異なる。また、消費活動を主体としない資産の使い方や楽しみ方にも学ぶところは大きい。

国籍も雑多なニューヨークの豊かな人々のライフスタイルから、ツアー参加者は、資産運用の効用と、資産の豊かな使い方を肌で感じることができたのは大きな成果といえる。
「こうした豊かな欧米社会に加われる白洲次郎の様な日本人が今の時代にはほとんどいないのが寂しい」と、参加者のKH氏は感じたという。

都心部だけでなく、ニューヨーク郊外の別荘も訪ねる

マンハッタンのホームパーティで行われたミニ・コンサート

主催者の森桂一氏は「ニューヨークを実体験し、ビジネスや生活面においても実り多い機会になったと確信している。国際ビジネスと共にその地の富裕層のライフスタイルに触れ、ネットワークを図るこのような企画を、来年度は中国に向けて行う準備を進めている」と、今後の抱負を語っている。

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